近所の喫茶店で朝の一杯。

挽きたてのコーヒーとシンプルな朝食の喫茶店が徒歩圏内にあるのは嬉しい。
イヤホンを装着して宿題に取り組む学生、MACと睨めっこのフリーランサー、時間を持て余した主婦集団(ベビーカー付き)などは一切いない。

「いらっしゃい」と優しい笑顔で迎えてくれる。
静かなBGMと常連客のたわいもない会話が心地よい。
もちろん食事の写真を撮る人など一人もいない。

バタートーストとコーヒーなんて家で簡単に作れるかもしれない、しかしここに来る人たちの目的は手が込んだ料理ではない。
人と人とのコミュニケーションや古き良き空気感を自然に楽しんでいる。

友人や家族を目の前にスマートフォンを睨み続けるなんて不自然で仕方ない。
ちょっと喋ってスマホ、ちょっと喋ってスマホ、現代はそれが自然なのか。

私がバリスタでありながら話題のカフェに行かない理由はここにあります。

「珈琲館尾賀」
兵庫県神戸市東灘区本山中町1-14-8



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