同業者と言ってはなんだが、数年前に写真家の方にポートレートを撮ってもらう機会があった。
展示会で使われる写真ということで、私もその展示会に足を運び、さらに自分が写るプリントをいくつかいただいた。
フィルム撮影ということもあり、データではなくプリントをいただくことも新鮮でアルバムに大事にしまっている。
撮影者は作家でもあり写真家の長島有里枝さん。
長島有里枝 Yurie Nagashima
長島有里枝-SWITCHインタビュー
自分自身、過去を振り返ることや物を残すことをあまりしません。
しかし、このフィルム写真は大事に保管している。
「著名な写真家に撮ってもらったから」そんな簡単な理由ではない。
写真を撮らせて欲しいと声をかけられた瞬間から、カメラにフィルムをセットして現像するまでの全ての工程に意味があり、価値がある。
気軽に写真が撮れる時代になったからこそ、どういった気持ちで写真を撮るかが写真家としては重要で、”いいね”やお金のための写真に価値はない。
本物の写真家が撮る写真は、一枚一枚にあらゆる気持ちが込めらている。
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