年末の恒例となりました、関西国際大学での特別講義。
今年のテーマは「未来の履歴書」。
「もし、今の履歴書が平凡なものなら、未来の履歴書は特別なものにしよう」そういった内容の話です。
2018年、日本人はノービザまたは観光ビザで190ヶ国もの国を訪問できる権利を得ました。
世界で最も多くの国を訪れることができるパスポートを手にしたのです。(2位はシンガポールの189ヶ国)
日本のパスポートは「惑星で最も強力なパスポート」「魔法のパスポート」などと呼ばれています。
アフガニスタンやイラクに生まれた人々は、どれだけ優秀で心が美しい人でも、30ヶ国前後の国へしか入国できません。国籍によって入国に制限がかけられるのです。
LCCの普及で日本人の海外旅行者は増えているものの、「海外旅行はお金がかかる」「休みがない」「行ってみたいけど」といった声をよく耳にします。
特にSNS依存者は、目で見る情報に満足してしまい実際に足を運ばない傾向にあります。
情報はあっても経験がないのです。
小さなことでもいいです。
「あれを食べてみたい」「あの場所に行ってみたい」「あの人に会ってみたい」。
大切なのは行動して経験することです。
経験があるから面白い話ができる、経験があるから魅力があるのです。
経験のない話は誰も興味ありません、経験がない履歴書なんて誰も目を通してくれません。
これから社会へ・・いや世界へ羽ばたく若者の履歴書が特別なものになればと思います。
もちろん若者に限りません。
SNS閲覧時間を読書に、海外ドラマでリスニング強化もいいかもしれません。
生産性のない飲み会はキャンセルして、旅行の足しに。
LINEやメッセージのやりとりは数分の電話で終わるはずです。
他人に時間を奪われていることに気づきましょう。
その時間を経験へ費やしましょう。
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